透明資産とは?

【透明資産を見つけよう】忙しい時間帯の一瞬の目線が、組織の信頼残高をすべて語っている

忙しい時間帯の一瞬の目線が、組織の信頼残高をすべて語っている

 

カフェでコーヒーを飲みながら、

人の流れをぼんやり眺めていました。

 

ランチタイムが終わり、

少しだけ空気が緩む時間帯。

 

さっきまで、

「ガヤガヤ…」

「カチャカチャ…」

と音が重なっていた店内が、

「すっ…」と静かになる。

 

こういう切り替わりの瞬間に、

私はいつも、

“目線”を見ています。

 

言葉じゃない。

態度でもない。

ほんの一瞬の目線です。

 

忙しいとき、人は演技ができない

 

人は、

余裕があるときは、

いくらでも取り繕えます。

 

笑顔もつくれる。

丁寧な言葉も使える。

 

でも、

忙しいときは違う。

 

・判断が迫られる

・時間が足りない

・同時に複数のことが起きる

 

この瞬間、

人は“素”に戻る。

 

目線が、

勝手に動く。

 

そこに、

その人と組織の

本音が出る。

 

一瞬の目線が、空気を決める

 

忙しい店内で、

こんな場面を見かけたことはありませんか。

 

スタッフ同士が、

言葉を交わさず、

一瞬だけ目を合わせる。

 

「チラッ」

 

それだけで、

 

「分かった」

「任せた」

「今いく」

 

そういうやり取りが、

成立している。

 

音もない。

言葉もない。

 

でも、

空気が「スッ」と動く。

 

これが、

信頼が蓄積された組織です。

 

目線が合わない組織で起きていること

 

逆の場面もあります。

 

忙しい時間帯。

 

誰かが困っている。

でも、

 

・目線が合わない

・視線が泳ぐ

・下を向く

 

この瞬間、

空気が一気に重くなる。

 

誰も助けに入らない。

誰も判断しない。

 

結果、

言葉が荒れる。

動きが雑になる。

 

ここで問題なのは、

能力ではありません。

 

信頼残高が足りない。

 

信頼は、言葉より先に目に出る

 

信頼関係がある組織では、

目線が柔らかい。

 

・鋭くない

・疑っていない

・責めていない

 

忙しいときほど、

この違いが顕著に出ます。

 

「大丈夫だよ」

と口で言っても、

目が疑っていれば、

空気は凍る。

 

逆に、

一瞬の目線に

「任せている」が含まれていれば、

人は自然と動く。

 

社長の目線が、組織の基準になる

 

ここで、

経営者にとって

避けて通れない話をします。

 

組織の目線の使い方は、

ほぼ確実に

社長の目線をコピーしています。

 

・忙しいとき、誰を見るか

・トラブル時、どんな目をするか

・失敗した人に、どう目を向けるか

 

この積み重ねが、

現場の無意識に染み込む。

 

社長が、

「探す目」をしていれば、

現場も、

犯人探しの目線になる。

 

社長が、

「任せる目」をしていれば、

現場も、

支え合う目線になる。

 

信頼があると、目線は短くて済む

 

信頼がない組織では、

目線が長い。

 

ジロジロ見る。

確認する。

疑う。

 

信頼がある組織では、

目線が短い。

 

「チラッ」

「スッ」

 

それで十分。

 

この“短さ”が、

スピードと余白を生みます。

 

忙しい時間帯ほど、

この差は

致命的な差になる。

 

一瞬の目線は、積立型の資産

 

信頼は、

一朝一夕では生まれません。

 

・日々の声かけ

・小さな約束

・裏切らない判断

 

こうしたものが、

目に見えない残高として

積み上がる。

 

そして、

忙しい瞬間に、

一瞬の目線として引き出される。

 

透明資産とは、

まさにこの状態です。

 

忙しいときに助けが入る組織

 

本当に強い組織では、

忙しいときほど、

助けが自然に入ります。

 

「今、手空いてる?」

なんて聞かない。

 

目が合った瞬間、

身体が動く。

 

このとき、

誰も損得を考えていない。

 

空気が、

そうさせている。

 

コーヒーを一口、ゆっくり飲みながら

 

カフェで、

少し苦味の残るコーヒーを

ゆっくり飲みながら思いました。

 

経営の差は、

会議室ではなく、

忙しい現場の

一瞬の目線に出る。

 

あなたの会社では、

忙しいとき、

目線が合っていますか。

 

その目線は、

責めていますか。

探っていますか。

それとも、

信じていますか。

 

透明資産は、

言葉になる前、

行動になる前、

目線として、

すでに動き始めています。

 

そこに気づけるかどうか。

そして、

意図的につくれるかどうか。

 

それが、

伸び続ける組織と、

そうでない組織の

静かな分かれ道です。

―勝田耕司

 

<透明資産とは?>
業績に影響する「空気感」を意図的に設計し運用する仕組みのこと。透明資産を取り入れた透明資産経営は、お客様との絆が深まり、従業同士の信頼関係が築きあげられ、商品・サービスの独自性が強化されます。そして、持続的成長につながる経営の仕組です。

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