〜SDGs実現には事業が存続することが前提。
差別化しつつ、できることはなんでもやろう〜
SDGs(Sustainable Development Goals
(持続可能な開発目標)は、
今回のコロナウィルス禍で
ますます重要な課題になりつつあります。
人類がこれからも存続できる社会を
どうつくっていくか。
それは外食ビジネスをはじめ
食にかかわるすべての産業にとって
共通の課題ですが、
未知のウイルスによる感染症という
新たな脅威に直面しているいま、
これまでにない発想や手法で
取り組んでいく必要があると思います。
そもそも、
SDGsを実現するためには
事業体として存続していかなければなりません。
「潰れてしまっては元も子もない」
のです。
店や企業が生き残っていくために、
できることはなんでもやる。
これもまた、
新しい発想や手法が求められるところです。
多くの外食企業や飲食店が
客数激減の打開策として
テイクアウトやデリバリーを
はじめています。
外出自粛要請で家庭内の
食事需要が急増しているなか、
食事づくりの負担を軽減するという点でも
社会的に意義ある取り組みです。
そこで大切なことは、
家庭では味わえない
外食ならではのおいしさや
価値を提供するということです。
それは平時においても
重要な差別化要素ですが、
コロナウィルス禍の長期化で
テイクアウトやデリバリーの
需要が高まるほど、
それがお客さまから
選ばれるために不可欠になってきます。
関西を本拠地とする
ラーメンチェーン「まこと屋」では、
4月16日からお持ち帰りラーメンの
販売をはじめました。
持ち帰ってそのまま、
家庭の電子レンジで再加熱、
という2種類の方法で販売していますが、
お店でのおいしさを
存分に味わえます。
これは、
もともとの商品がしっかりと
差別化されているためです。
牛骨を特殊な大型圧力寸胴で
長時間炊き出した
「牛じゃんスープ」
新鮮な鶏ガラで炊き出した
清湯スープに特製タレをもみ込んだ
鶏挽肉を加えて旨みをアップさせた
「鶏じゃんスープ」
いずれも他では決して味わえない
強力な差別化アイテムです。
商品を磨き込む
不断の努力を続けてきたことが、
この非常事態を乗り越えるための
大きな力になっているのです。
ラーメンまこと屋では
最近、兵庫・尼崎のお店で野菜の販売も
はじめました。
タマネギの袋詰め放題サービスもあり、
利益度外視のお値打ち価格。
この状況下でわざわざ足を運んでくださった
お客さまへのご恩返しの意味も含まれています。
お客さまのために、
できることはなんでもやる。
ラーメンまこと屋では、
『おうちdeまこと屋』商品を
続々と開発しています。
5月に入り・・・
子供の日を前に、
「お持ち帰り・お子様セット」を発売
ご自宅でつくる
まこと屋ラーメンを発売
我が家でまこと屋の
スープを炊きラーメンを湯がく。
トッピングは
セットされている定番アイテムに、
自分の好みで何か加えてみる。
「#my牛じゃんラーメン」
「#my鶏じゃんラーメン」
もソーシャルメディアで、
話題になりそうです。
その思いはしっかりとお客さまに伝わり、
お店の透明資産をつくっていくはずです。
ー勝田耕司
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