透明資産とは?

【透明資産を見つけよう】スターバックスコーヒーで見つけた「透明資産」5つの視点

 

こんにちは、透明資産コンサルタント勝田耕司です。

 

今日のビジネス環境において、企業価値はもはや財務諸表上の数字だけで測られるものではありません。お客様の感情、従業員のモチベーション、ブランドの評判、そして社会との繋がりといった「見えない資産」が、企業の持続的な成長と競争優位性を左右する時代へと移行しています。これを『透明資産』と呼び、この見えない価値を経営の中核に据えるのが「透明資産経営」です。

 

スターバックスは、まさにこの透明資産経営を体現する企業と言えるでしょう。単にコーヒーを提供する場にとどまらず、人々が「この場所が好き」「この会社と繋がりたい」と感じるような、独自の“空気”を創り出すことで、圧倒的なブランド力を築き上げてきました。スターバックスの経営を紐解くことで、『透明資産』経営の魅力と、それをいかに企業活動に落とし込むかを探ります。

 

  1. お客様体験をデザインする「空気価値」

 

スターバックスがお客様に提供するのは、単なる一杯のコーヒーではありません。それは、「居心地の良い空間」「パーソナルなサービス」「地域との繋がり」が一体となった総合的な「お客様体験」です。これはまさに、同社が意図的にデザインし、提供している「空気価値」であり、お客様が“空気で選ぶ会社”となるための重要な透明資産です。

 

ソーシャルメディアの普及により、お客様の感情や体験は瞬く間に共有され、企業の価値を大きく左右するようになりました。スターバックスは、このことを深く理解し、お客様が「良い」と感じる瞬間の分析に力を入れています。店内の温かい照明、心地よいBGM、コーヒーのアロマ、そしてバリスタの丁寧な接客一つ一つが、計算された「空気」の一部です。

 

透明資産経営において、企業はお客様が自社に対して抱く感情や感覚を深く理解し、それを意図的にデザインすることが求められます。スターバックスは、お客様の感情を起

関連記事

  1. 透明資産とは?

    感情を深く知り、感情と仲良くする。 そういう人の集まりが幸福感を生む。

    感情を深く知り、感情と仲良くする。そういう人の集まりが幸福感を生む…

  2. 透明資産とは?

    日本ならではの特別な外食体験。その価値を磨くことこそインバウンド本格回復の鍵

    先日の日本経済新聞に「インバウンド消費が本格回復の兆し」という趣旨の記…

  3. 透明資産とは?

    「ハピネス・アドバンテージ」こそ透明資産。 脳を前向きにする最大のエネルギーになる

    前回お話した「内発的モチベーション」とは、自分が描いた「人生の物語」の…

  4. 透明資産とは?

    激変する飲食店とWeb媒体の関係。 SNSでの「透明資産」の発信が不可欠に

    激変する飲食店とWeb媒体の関係。SNSでの「透明資産」の発信が不…

  5. 透明資産とは?

    「食のユニバーサルデザイン」をめざす。 これがゲコノミニケーションの出発点

    お酒を飲めない(飲まない)人すなわち「ゲコ(下戸)」と、飲む人すなわち…

  6. 透明資産とは?

    ワタミの宅食がはじめた「みまもりサービス」は安心感という透明資産の価値をさらに高める

    コロナウィルス禍によってさまざまな「社会的弱者」の存在が明らかになりま…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 透明資産とは?

    ワタミの宅食がはじめた「みまもりサービス」は安心感という透明資産の価値をさらに高…
  2. 透明資産とは?

    外食業界で叫ばれるフードテック活用は「おいしさ」に直結しなければ意味がない
  3. 透明資産を見つけよう

    【透明資産を見つけよう】真夏の百貨店。一階の化粧品売場に漂う「美と憧憬」の空気と…
  4. 透明資産を見つけよう

    【透明資産を見つけよう】静寂のホテルの廊下。深く沈む「絨毯の規律」と、すれ違う際…
  5. 透明資産とは?

    2022年を「初心に立ち帰る年」として、透明資産を磨き、その価値を高めよう
PAGE TOP