透明資産とは?

透明資産を磨いて、「0円戦略(ゼロセン)」を実践する。

ニューヨークのローラースケートカフェは、
時給は安いけれど求人が殺到するそうです。

昔、アメリカ・ニューヨークに、
「ローラースケート・カフェ」という伝説のお店があったそうです。

スタッフは、全員ローラースケートを履いて、
お客さまの周りを滑りながら接客するそうです。

その頃、日本では光GENJIが人気を博していた頃ですね。
ローラースケートは当時、最先端のファッションとも言えたのかもしれません。

僕が、1993年社会人になって東京から大阪に赴任した頃、

心斎橋の服屋さんが、
スタッフ全員ローラースケート履いていて驚いたのを記憶しています。

国内でも何度目かのブームを迎えていたのですね、、、

なぜ?ローラースケート・カフェは、伝説となっているのか?

それは、働いているローラースケート・スタッフが、
次々とショービジネスの世界へとデビューしていったからだそうです。

このローラースケート・カフェの時給は、
相場と比べると最低レベルでした。

でも、求人などしなくても、
「ローラスケート・カフェで働きたい!」という若者が殺到。

「ここで働けば、ショービジネスにデビューするチャンスが
早くつかめるかもしれない」

若者たちは、みんなそう思って、
ローラースケート・カフェに応募しました。

将来、スターになれるかもしれない!!という
高い志のスタッフが働いているお店だったのです。

このローラースケート・カフェには、
店員目当てのお客さまもたくさんやってきました。

ローラースケートカフェは、
広告費をほとんどかけなくても、お客さまで溢れる繁盛店になりました。

当時、SNSどころか、インターネット自体も、
全く普及していない時代でした。

そんな時代に、口コミのキッカケをつくる発想ができたことには、
このお店のプロデューサーに舌を巻かずにいられません。

これが、透明資産の「0円戦略(ゼロセン)」
のモデルと言っても過言ではありませんね。

「あのお店で働きたい!!」と、
多くの人たちに思ってもらえるような魅力を作る。

透明資産経営という視点で、
とっても大切なことですね。

ー勝田耕司

関連記事

  1. 透明資産とは?

    「想い」を伝える透明資産マーケティングは外食大手が社会のインフラになる原動力

    「想い」の強さが商品やサービスのクオリティを決め、それがお客様の満足度…

  2. 透明資産とは?

    賃上げ、価格アップの流れを定着させるには「チームとして勝つ」という考え方が不可欠

    バブル経済崩壊以降30年にわたって続いた日本の悪しき流れがいま、大きく…

  3. 透明資産とは?

    7年前から取り組んだ顧客との信頼関係構築が 「餃子の王将」にとって最大の透明資産になった

    ブランドというと何か高級品のようなイメージを持つ人が多いのですが、本当…

  4. 透明資産とは?

    よい人間関係は人を健康に、幸福にし それが透明資産な組織をつくる

    よりよい人間関係こそ、「Well-Being」な組織をつくっていく…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 透明資産とは?

    【透明資産を見つけよう】テーマパークの魔法と透明資産経営~人が「また来たい」と心…
  2. ゼロコスト戦略

    SDGs実現には事業が存続することが前提。 差別化しつつ、できることはなんでもや…
  3. 透明資産とは?

    コロナ禍で本当に試されたのは透明資産の価値。そう考えることこそ前進するための原動…
  4. 透明資産とは?

    全国各地の肉食文化は世界に誇る透明資産。それは食にかかわる人々の深い想いが生んだ…
  5. 透明資産とは?

    WELL-SPACE(Wellな空間)こそ透明資産。 その第一歩は心のスペースづ…
PAGE TOP